整体師を目指している方の目標の一つに「独立開業」があります。
整体師が独立するのに、必須となる資格はありません。
資金さえあれば誰でも独立開業することは可能です。
しかし、何も技術が備わっていない場合、開業しても失敗し、当然廃業してしまいます。
では、整体師として独立し、成功している人はどんな人なのでしょうか。
成功している人はしっかりとした技術があります。
その技術は施術技術だけではないです。
整体院は誰にでも開院はできますが、開業した整体院を持続させていくには次のような技術が必要です。
①経験
②施術技術
③集客技術
④経営ノウハウ
これらが重要となります。
そして、開業するには準備が必要です。
開業予定の整体院の方向性を決める
独立開業するのであれば、まずは整体院の方向性を定める必要があります。
どんな街で、どんなお客さまに来ていただきたいのかをいうことを考えながら、サービス内容や内装・雰囲気、価格といった点を考えていきます。
自分が経営したいと思っている整体院をなるべく具体的に頭の中でイメージするようにします。
経営のノウハウ
整体院を持つということは店舗を持つことです。
整体師としてだけではなく、経営者として整体院を経営していかなければなりません。
当然、家賃・光熱費から施設や人件費など、雇われていたころには気にせずにすんだことも、気にかけていく必要が出てきます。
整体院を成功させるためには技術や人間性も重要なのですが、経営方針がずさんであったり、アルバイトや受付のスタッフの給与などの未払いなどの問題を起こしてしまうようなことがあってはなりません。
また、どのようにすれば顧客が増えるのか、整体院の立地などマーケティングに関する知識も必要となってきます。
独立開業をするということは、主になるということです。
開業前にある程度の経営ノウハウを身につけておくことが求められます。
独立開業に必要な資金
整体師の仕事に関する知識と経営に関する知識を身につけたら、次は独立開業資金です。
整体師の資格を取得したら、独立開業する前に、整体院に就職する人がほとんどですが、その修行期間中にできるだけ多くの貯金をしておきましょう。
なかには自宅兼事務所でお金をかりずに独立開業する人もいますが、金融機関にお金を借りる人がほとんどです。
独立開業しても、最初の3ヶ月まではお客様がまったく来ないことを想定しなければなりません。
そのことをしっかり頭に入れたうえで、経営が軌道にのるまでの間の運転資金を準備しておく必要があります。
リピーター(ファン)を増やす
整体院を開業し、長く安定した経営をしていくのであれば、リピーターをつくることが絶対に必要なことです。
お客様に親身に丁寧な施術やコミュニケーションを続け、お客様から信頼を得ていきます。「また来たい!」というお客様が増えてくれば経営も安定してきます。
上手な宣伝方法も初期のお客さまを集めるためには必要ですが、技術があり、誠実に対応していれば自然にお客様は集まるものです。
整体院を独立開業して、成功するにはたくさんのことを気にかけなければいけません。
お客様目線になり、お客様はどのような整体院に行きたいのかを考えて、開業しましょう。