椎間板ヘルニアという言葉はご存じだと思います。
よく耳にする椎間板ヘルニアは、
頸椎椎間板ヘルニアか腰椎椎間板ヘルニアでしょう。
胸椎椎間板ヘルニアって聞いたことありますか?
実は、椎間板ヘルニアの中で
この胸椎椎間板ヘルニアが
もっとも深刻なのです。
頸椎や腰椎に比べると、なりにくいのですが
決して少なくはないのです。
では、どんな人が胸椎椎間板ヘルニアになりやすいのか?
- 男性
- 50代
- なりやすい部位(T11-12)
胸椎椎間板ヘルニアは頸部を屈曲させた時、
咳をした時、
力んだ時に痛みが強まる傾向にあります。
しかし、横になっていると痛みはほとんど軽減します。
胸椎椎間板ヘルニアを見つける方法とは?
椎間板ヘルニアは臨床経験が上がれば、
見つけることができます。
突出した胸椎椎間板は、
レントゲンで撮影するとしばしば退行変化を示し、
石灰化が認められます。
脊髄腔に石灰の影が現れる場合は、
椎間板が突出している証拠になります。
いずれの部位での椎間板ヘルニアでも
それを確定するには、MRIなどの画像診断は
必要になってきます。
椎間板ヘルニアの場合は、
安静にしておく方法、または
牽引するテクニックもよく使われる。
むやみにマッサージや指圧、
カイロプラクティックのアジャストメントを行うと
症状を悪化させてしまう恐れもあるので
十分に注意しなければいけません。
特に急性の症状の場合はお勧めできないが、
胸椎椎間板脱出の急性期は
頸椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニアより
早く治まると言われています。