肩コリ・腰痛の悩みを抱えている人が多いイメージですが、
これらと同じくらい悩みを抱えている人が多い膝痛。
整体の現場でもよく出会うので、
今回は意外と知らない間違った膝痛への対処法について話をしていきます。
膝痛は年齢・性別問わず、さまざまな人に起こり得る痛みです。
膝痛がひどくなると、熱をもちます。
炎症している状態ですね。
1つ目の間違った対処法です。
膝痛に対して、まずは温めようとする整体師がいてますが、炎症を起こしている膝を温めると逆効果です。
さらに熱が出て、痛みは増します。
炎症している場合はまず、アイシングをすることです。
アイシングで熱を取ると痛みが緩和します。
熱を取ったあとに、炎症の原因である筋肉や靭帯の軟部組織にアプローチをかけていきます。
次に2つ目の間違った対処法です。
これはお客様が間違った考えかたを持っているので、我々整体師が正しく施術内容を伝えなければいけません。
膝の炎症が強くなると、膝に水がたまります。
その水を整形外科で抜くお客様がいらっしゃいます。
水を抜くと痛みが緩和しますが、そもそも水がたまるのは熱を持っている膝を冷やそうとして起こる生理作用です。
膝にはみんな水があります。
水の役割は膝に掛かる負担を軽減することですが、炎症することで、身体が冷やそうと異常分泌を起こし、水量が増えます。
水量が増えると痛みが出るので、水を抜くと楽になりますが、抜くばかりではダメです。
膝の水を取るには、根本から改善しなければいけません!!
原因になっている筋肉の張りや靭帯の損傷に対してアプローチをかけていかないと水を抜いても、また身体が冷やそうと生理作用で水がたまります。
水は抜くとクセになると言うお客様が多いですが、それは間違いで、原因を改善していないからです。
水を抜くことがダメと言っているわけではないです。
膝の水量が増えると激痛を伴うことがあるので、抜くと楽になります。
水を抜くだけで、放っておくのではなく、原因を改善しないと、また水がたまり、痛みが出ることをお客様に伝えなければいけません。
今回、2つの間違った対処法を紹介しました。
しっかりとしたアプローチをかける施術をおこなうとお客様の状態は良くなりますが、間違った施術をおこなうと逆に状態は悪くなってしまいます。
お客様の状態をよくする為に、今回紹介した記事を参考にしてみてください。