寝違えの経験がある方はご存知だと思いますが
激しい痛みに襲われ首を動かすのが困難になります。
症状が酷い場合は発熱を起こしたりもします。
今回はその寝違えを解消するテクニックを紹介します。
寝違えはなぜ起こるのか…
①頚椎〔首の骨〕の急激な変位〔ズレ〕で起こる。
②筋肉の緊張〔固くなる〕が強い状態で寝ていると筋肉が過緊張を起こし炎症する。
激しい痛みが出るのは炎症が原因しています。
なので、寝違えを解消する為にはまず、アイシング〔冷やす〕をします。
熱が抜けないと痛みは続きます。
アイシングをするかしないかで痛みの軽減と痛みに悩まされる期間が左右されます。
アイシングは袋に氷を入れるか、アイスパックを使います。
この時に注意しなくてはいけないのが低温火傷です。
直接当ててアイシングしてもいいですが、ハンカチを1枚挟むと低温火傷のリスクが軽減します。
シップを貼る方もいるのですが、シップは表面を冷やすだけで、芯までは冷やせません。
芯まで冷えなければ炎症がひかないので、シップはオススメできません。
たまに寝違えると温める人がいるのですが、
逆効果で炎症〔熱を持っている〕しているところに
熱を加えってしまっていることになり
炎症が治まらなくなります。
まず、寝違えた時はアイシングと覚えておいてください。
ここまでは施術経験が無い方もできますが、
少しだけ専門的なことを言います。
アイシングをして熱を取ると、次に患部〔首肩などの痛みのある部分〕の
固まった筋肉を緩めるのではなく、
首肩に関連性のある背中の筋肉〔肩甲骨周辺〕と胸筋を緩めます。
特に胸筋は緩めること。
胸筋が固くなると猫背になり、首にストレスが掛かります。
痛みが強い期間、もしくは痛みが軽減していても痛めた日から
3日間は同じ流れを行います。
〔アイシングして患部に関連性のある部分にアプローチをかける。〕
次はアイシング・関連性のある部分+肩甲骨の
ストレッチを入れる。
ストレッチをすることで緊張した筋肉は緩和し、
関節の可動域が広がり患部へのストレスを取ります。
炎症と痛みが軽減してきたら最後は患部の筋肉を緩める。
〔肩甲挙筋・胸鎖乳突筋・僧帽筋は寝違えに凄く関連性が強いので、特に緩める。〕
最後はカイロプラクティックで、頚椎の矯正が必要であれば矯正する。
〔第5頚椎は寝違えと関連性が強い。〕
以上が寝違えを解消するテクニックです。
いかがでしょうか?
最後は専門的な話になり、施術未経験の方はわからない話ではありましたが、
アイシングだけでも正確にできると症状はかなり軽減されます。
参考にしてみてください。